住宅の在り方を変えるパッシブデザインとは?

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環境に良い取り組みが活発な中で、住まいも環境に配慮するようになっています。
中古住宅をリフォームして廃材を減らす、省エネ性の高いエアコンを使うなどさまざまな取り組みがある中で、パッシブデザインが注目されています。
今回は、パッシブデザインとは何かを詳しく解説します。

□パッシブデザインとアクティブデザインの違いとは?

パッシブデザインもアクティブデザインも、省エネ性が高い設計デザインです。
では、どちらも省エネ性を求める中で、どのような点が異なるのでしょうか。

パッシブデザインとは、冷暖房機器に頼らず、太陽光や風、熱などの自然エネルギーを最大限活用して快適な家づくりを目指す設計デザインです。

「パッシブ」とは、英語で「受動的」を意味します。
パッシブデザインでは、受動的に取り込んだ自然エネルギーを活用するという意味合いとして使われます。
そのため、自然エネルギーを取り込めるような間取りや家の構造が重要です。

一方で、アクティブデザインは、パッシブデザインと同様に自然エネルギーを最大限活用しますが、自然エネルギー活用の考え方が異なります。

「アクティブ」とは、英語で「能動的」を意味します。
受動的に自然エネルギーを取り込むパッシブデザインとは異なり、自然エネルギー活用の最適化を目指すのがアクティブデザインの考え方です。
そのため、太陽光発電システムやエコキュートなどのシステムが必要です。

□パッシブデザインの考え方を詳しく解説します!

パッシブデザインでは、「自然エネルギーの活用」や「省エネルギー」以外にも、「建物の在り方の工夫」、「自然エネルギーの調整」、「高い質の室内環境」という考え方で構成されています。

この考え方を実現するために、5つの方法が取られています。

1つ目は、太陽熱利用です。
取り入れた太陽熱によって、寒い冬でも暖かさを持続できます。

2つ目は、日射遮蔽です。
太陽熱を取り入れる冬とは対照的に、暑い夏は太陽光を遮断することで、暑さを緩和します。

3つ目は、昼光利用です。
太陽光を室内に取り込むことで、電気を使用しなくても明るい部屋を実現できます。

4つ目は、自然風の利用です。
冷暖房がいらない季節に、自然風を取り込むことで室温を快適にするだけではなく、除湿も可能です。

5つ目は、断熱と気密です。
自然エネルギーを利用して実現した快適な室温を、そのまま持続させます。

□まとめ

今回は、パッシブデザインとは何かを詳しく解説しました。
アクティブデザインとは異なり、高機能な設備を設置することなく省エネが可能なので、工事費用も抑えられます。
当社では、ご予算に応じて、完全自由設計と企画住宅から選んで、家づくりができます。
ぜひ、お気軽にご相談ください。

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